建学の精神(沿革)
初代園長 恵戒大和尚が人間教育の原点を幼児教育に有りとして、
身も心もすこやかに、国を思い、親を思うことの出来る子どもの育成におき、
御仏様に素直に合掌の出来る子どもでなくてはと、
名も御国幼稚園と命名しました。
我園の宗教的(仏教的)情操教育
生命尊重は、仏教の教えの原点です。
その仏教の教えを根幹にして保育する仏教保育は、人間はもとより自然界の全てのいのちを尊びます。
共に生き、共に育つということ。自分のいのちと同じように、他人のいのち、生き物や植物のいのち、この大宇宙にあるすべてのいのちを大切にするということは、傷つけない、粗末に扱わない、そしてその物を活かして使うということ、それらを身につけ育つように保育をしていくのが仏教的な保育です。
そして、毎朝、朝拝で心経をお唱えしたあと、曜日ごとに6つの願いの徳目をお唱えします。

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月底抜けに人を信ずる人間となろう
火よろこんであたえる人間となろう
水いのちを大切にする人間となろう
木かんがえぶかい人間となろう
金しめいにいきる人間となろう
土規律あるしあわせをよろこぶ人間となろう
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子どもにとって難しい言葉ですが、それぞれの季節に合った話や、その日にあったこと等で、園長がかみくだいて話をします。教師もまた、それを伝えられるように日々精進しています。躾と同じく少しずつ、その教えが身につくようにしつづけております。
園の概要
名称 | 学校法人 御國学園 御国幼稚園 |
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所在地 | 〒710-0055 岡山県倉敷市阿知3丁目20番地7号 |
TEL / FAX | 086-425-0141 / 086-425-0142 |
設立 | 昭和3年3月3日 |
開園時間 | 月曜日~金曜日8:30~18:00 |
休園日 | 土曜日、日曜日、祝日、お盆、年末年始(12月29日~1月3日) |
園児定員 | 300名 |
職員 | 園長、副園長、教頭、教諭、助手、事務員、運転手 |
理事長 | 松井 大圓 |
園長 | 松井 大圓 |
施設紹介
アクセスマップ
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〒710-0055 岡山県倉敷市阿知3丁目20番地7号
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御仏様の卒業記念画

御国幼稚園での3年間、いつも見守って下さる御仏様・・・。嬉しい時も、悲しい時も、子どもたちは御仏様の心を感じながら成長します。
いのちを大切にすること、思いやりの心をもつこと、感謝の気持ちを忘れないこと、そんな御仏様の願いの中で、心も体も大きく成長した子どもたちは、卒業記念に自分の心の中の御仏様を描きます。
描き始める前に、子どもたちは、先生と一緒に幼稚園にいらっしゃるたくさんの御仏様とお話をしに出かけます。御仏様の顔を見ただけで、自然に胸の前で手が合わさります。こんな時もあんな時も見守って下さったことを思い出して、話し合いはつきません。
そして、画用紙を前にし、静かに目を閉じて心の中の御仏様に呼びかけます。「御仏様、どうぞお顔を見せて下さい。」「どんなお顔をされてる?」「ニコニコ笑ってる・・・。」「やさしいお顔。」「目をつむって何か考えてる。」「けんかはだめですよって。」「今日したもんな・・・。」「うん。」普段は元気一杯の子どもたちも、この時ばかりは心の底から落ち着いた姿を見せてくれます。わからなくなるともう一度目を閉じ、手を合わせて心の中の御仏様と相談しながら描き進めていきます。そんな時子どもたちは、今まさに描いている御仏様と同じ顔をしています。やさしく穏やかないい顔です。
それを見て私たちは、子どもたちの中に御仏様の心がしっかりと育っていることを確信し、子どもたちを誇らしく思うのです。
描き上がった味のある十人十色の御仏様は、額に入れられ、子どもたちの手で本堂に運ばれます。そして、園長先生に開眼供養をしてもらい、子どもたちの言う「本物の御仏様」となって、おうちへ届けられるのです。
その間には、自由に遊べる時間に自由画帳に御仏様を描いていたり、「おうちで描いたよ。」と、立派な御仏様をもってきてくれたりする姿も見られます。
また、「うちはお兄ちゃんの代からの3人の御仏様を飾っています。毎朝みんなで手を合わせているんですよ。」そんなお話を聞かせて頂くこともあります。幼稚園を巣立ったあとも、御仏様に見守られ、やさしく強い心の人であり続けてほしい・・・私たちはそう願っています。